河野産科婦人科医院

~ 無痛分娩 ~

宮崎県児湯郡高鍋町北高鍋2605
Tel:0983-22-0341

無痛分娩

平成29年4月16日厚生労働省研究班が発表した緊急提言が新聞その他マスコミに取り上げられ、 “無痛分娩は悪い方法なのだ” という誤解が全国に広まったことを非常に残念に思っております。 もし日本から無痛分娩が排除されたら、痛みに敏感でお産に恐怖心を持っておられる妊婦さんはどうなるのか。とても不安です。

簡単に “無痛分娩” と言いますが、そう簡単なものではありません。陣痛すなわち子宮の痛みから胎児が下がり出て来る所まで産道の痛みを全て取り、 なおかついきむ力は温存しないといけません。さらにお産は長丁場です。無痛分娩には “硬膜外麻酔” という方法を用います。多量の麻酔薬を使うことはできません。 そこで要求されることは使用する麻酔薬の量を最小におさえて最大限の効果を上げるということです。

そこには熟練した技が必要です。私は “痛みを完全に取る、本当に「無痛」にする” を目標に、少しでも痛みの残った症例では反省を行い、対策を考え、それを次の無痛分娩で応用する、 これをずっと繰り返してきました。

平成29年6月25日で、開業して27年6ヶ月、帝切を含めて8761例の分娩を行い、うち3740例(42.7%)に無痛分娩を行っておりますが、どうにかその熟練した技を習得したと考えております。 硬膜外麻酔は基本通りやれば極めて安全な麻酔方法です。当院では基本に忠実に行い、しかも最も薄い麻酔液を必要最小量しか用いませんので、安全は保証します。厚生労働省研究班が提言したようなことはないと確信しております。

さらに当院では開院当初から無痛分娩を「自然分娩の経過の中で痛みのみを取り除いたお産」と定義して行っております。医学的な必要性やご希望があればやりますが、原則計画分娩はしておりません。自然な分娩の流れの中で痛みのみ取り除きます。 日曜日であろうと真夜中であろうと同じです。真夜中だと私は半徹夜になり次の日の診療がきついですが、無痛分娩の良さを引き出すにはこれが最良のやり方だと考えております。

熟練した技で無痛分娩を行なえば、安全でしかも100%痛みが取れます。すると無痛分娩が持つ多数のメリットが出てきます。最も著しいのはリラックス効果です。 痛みが取れることで緊張がとれ、かつ恐怖心が取れます。するとお産に対する精神的ブレーキがはずれてお産が早くなります。経産婦の方のなかには一気に進みあわてて分娩の大勢をとることがあります。 また産道を取り囲む筋肉がゆるみ産道が軟らかくなり児頭が下がりやすくなります。この効果が最も奏効するのは高年初産の方です。

いきまないお産もできます。強度近視で妊娠中に眼底出血を起こし眼科の先生から 「いきむと眼底出血が再発し失明する危険性がある」ので帝王切開を勧められた方に無痛分娩を勧め、1度もいきまずに児頭が膣の出口からわずか1.5cm奥まで降りてきたのでそこから吸引して分娩したことがあります。 もちろん眼底出血の再発はありませんでした。

痛くないので赤ちゃんの生まれる瞬間をじっくりと味わうことができ、感動した方も結構おられます。お産に対するイメージが良いので次の子をつくりたいと思われる方も多いです。 当院では4人、5人、6人お産みになった方が沢山おられます。一度無痛分娩を経験された方が次を妊娠された時、今回も無痛分娩と決めておくとお産に対する恐怖心がないので妊娠生活を十分楽しめたと言われる方も何人もおられます。 お産には急変がつきものですが、一刻も早く赤ちゃんを出さないといけないという時に帝王切開への切り替えも素早くできます。

無痛分娩は数々のメリットを持った素晴らしい分娩方法と確信しております。

昨今の無痛分娩の感想を記載しておりますのでお読みください。

※分娩には“時期”というものがあり、“時期” が来ていなければいくら陣痛をつけても分娩にはなりません。この “時期” が来て計画分娩しますので、ご主人の休暇を取られる期間については当方に相談してください。

安産教室では、無痛分娩について詳しくお話しています。
無痛分娩は、欧米では一般的ですが、日本ではまだまだ少数です。
当院では普通分娩にするか無痛分娩にするか、妊婦様の御希望に添っております。
臨月になりましたら、まず妊婦さんのご希望をお伺いしております。

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そのお考えを基に 妊婦健診をしながら、母子共に安全な分娩方法を決定します。
無痛分娩の料金は自費で 10,000円 です。
無痛分娩をされた方の喜びの声を掲載しておりますので参考にしてください。
無痛分娩を希望することにより、お産の痛みに対する不安を感じない快適な妊娠生活を 送ることができたという方もおられます。